「リターナー」

タイでも公開された日本映画を先週末、ビデオで借りてみる。
ジャケのイメージからは、新宿系アジアンマフィア抗争もの(鮫とか、濱マイクとか)+マトリックス系FSXアクションものと想像していたが、見ていくうちにとんでもない事になっていく。
まずは、上述の基本構造に、未来から来た少女と主人公(金城)の関係という「レオン要素」がはいる。
さらに、その少女は未来の地球で宇宙人と戦っているという古典要素が入る。その宇宙人の姿は「エイリアン」まんま。
つづいて、少女の使命=過去に地球にやってきた宇宙人第1号抹殺 が実は宇宙人はただの迷子で母船に帰りたがっていたという「E.T.」がはいる。 
まさに詰め込み。消化不良。

ラストで、突如あらわれたジャンボジェットがメタモルフォーゼして宇宙船になるのは意味不明で圧巻(マクロス?)。その宇宙人は「アビス」の海洋生物まま。

そして、ゲイリーオールドマン気取る岸谷ゴローが寒かった。